Googleから自身のアカウントがどのように認識されているかを確認する
Googleは、ユーザーの興味関心や行動履歴をリアルタイムで分析しています。
収集されたデータのひとまとまりは、DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)と呼ばれ広告を配信するユーザーのターゲティングなどに役立てられます。
Googleは優れたDMPの仕組みを自社で保有している為、年齢・性別・地域・興味関心など細かなセグメントができるわけですね。
※広告を配信する側としても、安心してターゲティングができます。信頼性のないアドネットワーク業者だと、本当にターゲットしたユーザーに配信されているの?と感じる点もなくはないです。(そもそも配信先が開示されてない等)
Google広告を配信する際に、細かなセグメントの指定ができることは広く知られていますが、今回は「逆に」自分のGoogleアカウントがどのようなセグメントと認識されているのかを、確認する方法をご紹介したいと思います。
●自分はGoogleからどのようなユーザーと認識されているのか?
Googleアカウントをお持ちの場合、下記のようにGoogleが推定した興味関心を確認する事ができます。
ちょっと多趣味過ぎますね・・・興味関心がありすぎてほぼノンターゲティングと言っていいくらいになっています。
上記アカウントは仕事用のアカウントなのですが、案件ごとに様々な業種のクライアント様の市場を調べている為、このように色んな事に興味がありすぎるユーザーとして認識されています。
※ちゃんと仕事している証拠?!
広告代理店など、ある意味なんでも屋のアカウントはこのような状態になりやすいと思います。
●プライベート用アカウントではどうか?
アカウントを切り替えて見てみます。
こちらは、仕事用アカウントに比べ閲覧しているサイト数が圧倒的に少ないので、割と落ち着いたジャンル推定となりました。
筆者は日頃は野球を中心にスポーツ全般のサイトを見ているのですが、前日まで開催されていたワールドカップの影響ですっかり、【サッカー】に興味関心のあるユーザーと認識されたようです。
しかし、今後は高校野球やプロ野球を閲覧する回数が増えるので、サッカーカテゴリはなくなるかも知れません。
驚いたのは、【子育て、育児】カテゴリが表示されている点です。独身の頃は一切出てきたことのないカテゴリでした。
知育や病気などちょっとした心配事を調べているうちに、すっかり育児に関心のあるユーザーと認識されてしまったようです。
※どうりで、幼児関連のグッズの広告バナーに追われていたわけか・・
●自分の推定興味関心を確認する方法
それでは、どうやって自分の推定興味関心を確認するのか?その方法をご紹介します。(少々引っ張り過ぎました)
下記URLにアクセスして、確認したい任意のGoogleアカウントでログインすると、そのアカウントがどのようなジャンルに興味関心があるのかなどが表示されます。
▼広告設定確認画面URL
https://adssettings.google.com/authenticated
●年齢・性別はどうやって判定されているの?
Googleアカウントを作成する際に、生年月日と性別を選択する項目があるので基本的にはこのデータから収集されていると思われます。
※サバを読まれたり嘘をつかれたらデータの精度が濁りますが・・わざわざ嘘をつく必要もない人が大半なのかなと。
Googleアカウントの基本情報以外にも、閲覧履歴や行動履歴・位置情報などからある程度は類推できるようです。
Googleアカウントの作成画面
広告のカスタマイズは、トラッキングされるのが嫌な人はオフに設定したり、特定のジャンルをオフにしたりする事も可能です。
(参考)
表示される広告の管理
https://support.google.com/ads/answer/2662856?co=GENIE.Platform%3DAndroid&hl=ja
広告が表示される理由
https://support.google.com/accounts/answer/1634057
Google アカウントの作成時に個人情報の入力が必要な理由
https://support.google.com/accounts/answer/1733224?hl=ja
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