Yahoo!スポンサードサーチでキーワードごとにリンク先を設定する方法

Yahoo!スポンサードサーチでキーワードごとにリンク先を設定

広告のリンク先と言えば、広告文に対して設定するのが基本かと思いますが、実はキーワードごとにリンク先を設定する事も可能です。

以前は、これをカスタムURLと呼んでいましたが、現在はキーワードの最終リンク先URLとして設定ができるようになっています。

どんなケースで活用すべきか？

果物を販売する通販サイトを例にご説明させて頂きます。

とある通販サイトで、りんご・ぶどう・メロンを販売しているとします。LPは、それぞれ下記のように用意されているとします。

●りんご用ランディングページ

●ぶどう用ランディングページ

●メロン用ランディングページ

※かなり誇大広告気味のキャッチコピーですが、すべて架空のランディングページです。

●一般的なアカウント構成

このようなケースでは、アカウント構造は下記のようになるのが一般的かと思います。

キーワードごとに、適切な広告文とリンク先を用意しようと思えば、このような構成がベターだと思います。

●キーワードごとに個別のURLを指定すれば、アカウント構造をさらにシンプル化できる。

上記のように、超HAGAKURE化とも呼ぶべき、アカウント構造のシンプル化が実現できます。

りんご・ぶどう・メロンという3種類の商品があるにも関わらず、キャンペーンと広告グループが1個ずつしかありません。

果物広告グループの中に、りんご・ぶどう・メロンと異なる商品を全てぶち込んでおり、1広告グループ1キーワード主義の方が見ると悲鳴を上げそうなアカウント構成となっています。

しかし、キーワードごとに個別のURLを設定すれば、みかん・スイカ・いちご・・・のように、商品数がいくら増えてもキャンペーンと広告グループは1個で対応できます。（衝撃）

●キーワードのURLの設定方法

少々、引っ張り過ぎました。本題の設定方法をご説明致します。手順はとっても簡単です。

①キャンペーンと広告グループを用意します。

②広告グループの中にキーワードを登録します。

③【表示】から、【表示項目の編集】をクリックします。

④【最終リンク先URL】にチェックを入れます。

⑤【最終リンク先URL】が表示された。鉛筆マークをクリックします。

⑥キーワードごとにリンク先を個別に設定して完了です。

●広告文の最終リンク先URLとバッティングしないの？

この疑問を持たれた方はかなり鋭いです。キーワードに最終リンク先URL（旧カスタムURL）を設定している場合、キーワードの最終リンク先URLの方が優先されますので、広告文の最終リンク先URLはトップページなり任意のURLでOKとなります。

※入札価格の設定においても、広告グループの入札価格よりキーワードの入札価格が優先されますので、セットで覚えておくと便利です。

ただし、広告文は少し工夫しなければならないと思います。

例えば、【りんご■通販】に対する広告文は、

青森県産超芳醇りんごの通販|期間限定でお取寄せ
採れたてのりんごを農園から産地直送でお届けします。ギフトにも最適。
zerocolor.jp

このような形で、りんごのページに飛ばせばOKです。ところが、【ぶどう■通販】というクエリで来た場合だと整合性が取れなくなってしまいます。

そこで、

ゼロカラー農園の果物の通販|りんご・ぶどう・メロンお取寄せ
採れたての果物を農園から産地直送でお届けします。ギフトにも最適。
zerocolor.jp

というように、りんご・ぶどう・メロンのどのキーワードで検索クエリが来ても矛盾のないような広告文を用意する必要があります。

運用作業に時間をあまり割けない場合などには、キーワードの最終リンク先URL（旧カスタムURL）を使用すると便利です。

アカウント構造がシンプル化される事で、品質インデックスやインプレッションシェアの改善など、嬉しい変化もあるかも？

（参考）
カスタムURLとは
https://support-marketing.yahoo.co.jp/promotionalads/ss/articledetail?lan=ja&aid=965