Yahoo!ディスプレイアドネットワークの配信方式について
Yahoo!JAPAN及び提携パートナーサイトに広告を掲載する事ができる、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(通称YDN)の広告掲載方式やターゲティング方式についてまとめました。
YDNはターゲットの年齢・性別・地域などのデモグラフィックデータはもちろん、興味関心に応じてセグメントをする事ができます。
また、配信したいサイトのドメインを指定したり、広告主のサイトに訪問した事がある人を追跡して再度広告を配信するなど、実に多彩なターゲティング手法があります。今回は、広告掲載方式と内容について一覧表にしてみました。
広告掲載方式 | 内容 | 課金方式 |
インフィード広告 | Yahoo!JAPANトップページ(スマホ版)のタイムライン上にバナー広告を配信 | クリック 課金 |
インタレストマッチ | 広告文内のフレーズに興味関心があると思われるユーザーに広告を配信 | |
サーチターゲティング | 指定したキーワードで過去に検索をした事があるユーザーに広告を配信 | |
サイトリターゲティング | サイトに訪問した事があるユーザーに広告を配信 | |
属性ターゲティング | 地域・年齢・性別を指定して広告を配信 | |
時間帯ターゲティング | 掲載時間を指定して広告を配信 | |
インタレストカテゴリー | 指定したカテゴリーに興味関心のあるユーザーに広告を配信 | |
サイトカテゴリー | サイトのジャンルを指定して広告を配信 | |
プレイスメントターゲット | 配信サイトを指定して広告を配信 | |
類似ユーザー | サイトに訪問した事があるユーザーに興味関心や行動が似ているユーザーに配信 | |
動画広告 | Yahoo!JAPANアプリのトップページに動画広告を配信 | 視聴課金 |
トップページプロモーション | Yahoo!JAPANトップページ(PC版)の右下にテキスト広告を配信 | クリック 課金 |
リーディングテキスト | Yahoo!JAPANトップページ(PC版)の中央にテキスト広告を配信 |
このように、配信面やターゲティング方法がいくつもある為、組合せ次第で何十通りのセグメントをする事ができます。また、随時システムが進化している為、今後さらにできる事が増えていくと思われます。
配信手法によってテキスト(文字だけの広告)形式であったり、バナー形式のみ有効であったり、特定のデバイスでのみ有効であったりするので注意が必要です。
大事な事は、YDNで何ができて、できないのかを仕様からきちんと理解する事が大切です。その上で、広告配信の目的に応じてどの組合せが最も効果が高いのか、色々と実験を重ねていく事が重要になります。
その他、トップページプロモーションとリーディングテキストは、従来純広告の枠だったのですが、代理店限定でYDNの広告掲載枠として解放されています。さらに2017年3月に、待望の動画広告もリリースされました。
Googleディスプレイネットワークでは、TrueView広告と呼ばれるYouTubeの動画再生前に配信されるプロモーション動画を扱う事ができるのですが、Yahoo!プロモーション広告ではそういった動画メニューはなく、純広告として提供されていました。
こちらも代理店限定ではありますが、広告主の方にとっては訴求力の高い強力なメニューが加わったと言えるでしょう。
広告掲載方式や手法の中で、筆者のおすすめはやはりインフィード広告とサイトリターゲティングです。
属性ターゲティングにて、低単価でユーザーを集めインフィード広告×サイトリターゲティングで刈り取るといったパターンは多くの業種で有効だと思われます。数年前まではインタレストマッチくらいしかメニューがなかったYDNですが、急成長しており今後とも注目して行きたいと思います。
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