クロスドメイントラッキングの設定方法

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Googleアナリティクスではセッションをドメイン単位で記録している為、ユーザーがサイトAからサイトBに遷移した場合、以下のように行動履歴として計測されます。

【図1】

サイトAからユーザーは離脱し、サイトBには参照元としてサイトAからの訪問（新規セッション）としてカウントされます。当然と言えば当然ですね。

●ショッピングカートASPやフォーム作成ASPを利用している場合

ところが、ショッピングカートや入力フォームを自社ドメインの管理下ではなく、ASPなどの外部サービスを使用している場合、少し困った事が起こります。

【図2】

このような場合、通販サイトとショッピングカートは別サイトでしょうか？あくまでもカートシステムを借りているだけで、別サイトという認識は利用者も運営者もあまりないと思います。

ところが、ドメインがaaa.comからcart.comに変わっている為、Googleアナリティクス（以下GA）のデータ処理としては別サイトとして見なされる為、セッションが途切れてしまうのです。

確かに、GAからすればaaa.comからbbb.comへの遷移と、aaa.comからcart.comへの遷移は、どちらもドメインが変わっているので何が違うの？という感じですよね。

そこは、ショッピングカートなんだから同一セッションという事で空気読んでGAと言われても、少々酷だと言うことです。

●では、どうすればいいのか？

そこで、セッションが意図せず途切れてしまうのを防ぐ為の設定、これこそが【クロスドメイントラッキング】なのです。

●クロスドメイントラッキングの設定の手順

①グローバルサイトタグ（gtag.js）への記述追加

以下のように追記します。

gtag(‘config’, ‘GA_TRACKING_ID’, {
‘linker’: {
‘domains’: [‘example.com’] }
});

②フィルタの設定をします。

フィルタの種類: カスタム > 詳細
フィールド A: ホスト名引用 A: (.*)
フィールド B: リクエスト URI 引用: (.*)
出力先: リクエスト URI 構成: $A1$B1

③参照元除外リストにドメインを追加します。

④目標設定のURLを変更します。

gtag.js を使用してアナリティクスのトラッキングを設定する
https://support.google.com/analytics/answer/1008080?hl=ja

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